【転職はキャリアアップ!】これかのワークスタイルは多様性を生かすべき!

こんにちは。ともなり@ライフデバッカーです。

今現在、大手IT企業に勤めていますが、実は転職を考えています。
入社以来10年間勤めている職場です。

自分のキャリアについて思い悩んでいる方、あるいはそんな経験がある方は多いのではないのでしょか?
今の会社に居続けて、いままで通り現場で働くのか、管理職を目指すのか。転職して新しい職場で働くのか・・・。

「今知っていることを入職時に知っていたら、もう一度この会社を選ぶか?」というアンケートに対して、YESと答えた日本人は23.3%に留まったとうデータがあります。(日本産業社会の「神話」より)
多くの人が、今の会社にいることを後悔しているが、転職のハードルの高さから辞められずにいるようです。

私の場合は30歳になった時に、「このままサラリーマンとして、雇用される側に居続けて、果たしてこの先30~40年の勤労人生を自分らしく生きれるか?」という問いについて考えたことがキッカケでした。
10年も同じ企業に勤めていると、なんとなく自分の将来というのが想像できてしまいます。どういった業務を行っているのか、収入はどの程度なのか、自由な時間はどれほど確保できるのか、などです。

自分の人生を納得して生きるために、一度はキャリアについて考える必要があるんじゃないかと思います。一度考えて、現状維持、転職する、どんな結論になってもいいと思います。
自分で考えて納得して、仕事をするのと、そうではないのでは、仕事へ向かうパワーが変わってきます。

私が転職を考えた理由を、記載していこうと思います。



現代の課題

将来を考えるうえで、これかの近未来に起こりえる課題について、考えてみたいと思います。大きく3点を上げます。

 ・少子高齢化、人生100年時代による勤労期間の延長
 ・働き方改革、生産性の追求による求められるワークスタイルの変化
 ・グローバル化による目に見えぬ相手との競争

少子高齢化、人生100年時代による勤労期間の延長

これからの日本の将来を考える時に、必ず考えなければならないことが、少子高齢化です。すでに、日本の人口で4人に1人は高齢者といわれています。
これからますます若い人は減り、お年寄りが増える時代になってきます。

要因としては、出生率が低いことと、寿命が延びたことが言えます。出生率(1人の女性が出産する子供の数)は、2016年のデータでは1.44となっています。
長寿化に関しては、医療技術の進歩もあり平均寿命が年々高くなっています
人生100年時代の未来も近いといわれています。

少子高齢化による我々への影響としては、大きく2点あります。

・将来の年金の支給が期待できない。
 ・定年が延びる

労働人口が減ることになります。お年寄りを支える若者の数が減るわけですので、将来支給される年金は今よりも少なくなると予想できます。
これに関連して、生活費を稼ぐため、またそもそも不足している労働力を補うために、高齢になってもバリバリ働かなくてはらないことも容易に想像できます。
将来、70歳いやそれ以上働かなくてはならないことになるでしょう。

今の仕事を、定年まで果たして続けていけるでしょうか?

働き方改革、生産性の追求による求められるワークスタイルの変化

最近では、「働き方改革」のフレーズがよく聞かれ、私の会社でも具体的な変化が現れ始めています。具体的には以下です。

残業管理の徹底

以前からうるさく言われていましたが、最近は徹底して「残業はするな!」と耳にタコができるくらい厳しく言われています。
残業するなと言われるけど、仕事量が減るわけではないし、少子高齢化で労働人口が減り続けているのに、労働者一人あたりの労働時間を減らすとか「何を寝ぼけたこと言ってるんだ!」と反発されている人も多いと思います。今はそれでいいんだと思います。しかし、これは要するに

「生産性を上げろ」ということです。

テクノロジーは常に進化し続けています。よくメディアで取り上げられていますが、「将来、私たちの仕事がAIに奪われてしまう」なんて耳にしていると思います。
英オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーンさん「雇用の未来 コンピュータ化によって仕事は失われるのか」では、「47%の職業がコンピュータ化によって失われる」と論じています。
私たちの仕事が、将来どれだけ機械化されるかなんてわかりませんが、これまでの時代もそうだったように、近い未来で確実に何かは機械化される時がくるはずです。

もはや、「企業戦士」「モーレツ社員」なんてのは古い考えかたで、「汗水垂らして、必死に働く」を美徳とした価値観はこれからの時代に適さないものになります。
また、日本人は「まじめ」とか「勤勉」だといわれます。日本人が得意な、規律を守って指示されたことを、まじめに丁寧に作業するというスタイルは、もっとも機械化されやすい部分ではないでしょうか?

生産性があがるということは、単純に考えれば、

  自分の仕事が少なくなる → 収入が減る
              → 職場から解雇される

ということです。

「終身雇用」や「年功序列」は、過去の話というのは誰しも感じていることだと思います。

グローバル化による目に見えぬ相手との競争

意識している人は少ないと思いますが、もはや競争相手は日本国内の同業者、隣に座っている同僚ではありません。グローバル化とは以前から言われていますが、私も含めて実感している人は少ないと思います。

身近のことで考えてみましょう。私が初めて携帯電話を持ったのは高校時代でした。私の携帯は、NECの「N503i」という機種でした。その時は、「N」とか「F」とか「SH」「SO」といった国内メーカが主でした。
ですが、今ではAPPLEやサムスンなど国外メーカのスマートフォンを使っている人が多数ではないでしょうか。たった15年間のことです。

日本は先進国であり、アジアの中では進んでいる国だと思い込んでしまっています。ですが、そんなことはありません。私は、タイ・フィリピン・台湾に訪れたことがありますが、首都ではほとんど日本と変わらない生活をしています。若者はスマートフォンを持っており、いろんな情報にアクセスしています。

私が一番感じたのは言語です。日本人は英語ができません。ですが、私が訪れた国では、母国語に加えて英語が使われていました。おそらく英語が使える彼らは、英語ベースの情報にいち早くアクセスできる環境にいます。日本人は日本語に訳されるまで情報を手にすることができないのです。インフラの差はなくなりつつあります。

私の会社でも、オフショア開発が採用されています。インターネットなどの情報技術の進化によって、海外を拠点にしているメンバとのコミュニケーションは容易にとれる環境になっているのです。

つまり、私は日本の私ではなく、世界の私です。身近な人間と比較することは無意味なんです。

仕事観の今後

上記の通り、今後、私たちが仕事をする上では厳しい環境が待っています。しかし、これは同時にこれまでにないチャンスが広がっているとも言えます。

では私たちは、今後どのようなワークスタイルを目指せばいいのでしょうか?

大企業信仰を捨てる。

先にも触れましたが、「終身雇用」「年功序列」は過去の話です。有名な大企業も経営不振に陥る時代です。大企業にいるから「安泰」という考え方は危険ではないでしょうか。
つまり、「大企業にいれば安定するから」が職業を選択する理由にならないのです。

もちろん、大企業にいるからできる仕事はありますし、これからも成長し続ける大企業もあるでしょう。問題なのは、問題意識を持たず、ただ企業の歯車として働くことです。

いわゆる職人と呼ばれる方々は、心意気や誇りをもって働いています。それは、自ら考えれ、作りだして、お客さんに売って、お客さんからのフィードバックを受けることができているからだと思います。
しかし、資本主義社会に属する大企業では、利益追求のために仕事は分業化されて、自分の仕事に対して心意気や誇りが持ちずらくなっているのが現実ではないでしょうか?

「大企業に入れればオールOK」という価値観から脱却して、自分の価値判断に基づいて仕事を選ぶことが必要ではないでしょうか。
単純に自分が好きだからとか、自分の能力を発揮して社会貢献できるから、大好きなお金がいっぱい稼げるから、価値判断はいろいろあっていいと思います。

自分らしさを武器に自由に仕事をする。。

働き方改革でも推進されているように、今後は多様性が認めれる時代です。毎日決められた時間に会社に出社して、定時になって帰宅するといった働き方が当たり前ではなくなります。
テレワーク制度やフレックス制度など、これまで育児や介護で働きたくても働けなかった人たちが、より働きやすい社会になってきています。

副業を認める企業も出てきており、これからは個人の多様性も認められ始めています。個人の多様性から、新しい価値を創出することが求められているのです。
会社から離れたら仕事ができない人材になってはいけません。上からの支持を完璧にこなす能力はもはや能力ではありません。機械でもできることは、機械にまかせて、「私にしかできないこと」をするということです。

では、私らしく新たな価値を創り出すためにはどうすればいいのでしょうか?私は掛け算ではないかと思います。私の場合は以下です。

●●●×システムエンジニア

新しいアイデアや価値は、何かと何かを掛け合わせることで生み出されます。システムエンジニアとしての経験は私の強みであり、武器です。
日本人にはどこか、ひとつのことに徹する美学のような、色々手をつけるといった中途半端はいけないといった価値観があります。これももはや過去の価値観なのかもしれません。

新しいことにどんどんチャレンジして、個人の多様性から新たな価値を創造する。

そんな自由な働き方が必要なのではないでしょうか。転職は、前向きなキャリア形成のひとつと考えれるべきだと思います。

まとめ

まとめ

・大企業信仰を捨てて、自分の価値判断でキャリアを選択しよう。
・自分らしい働き方で、新たな価値を創造しよう。

 

歩むべき道はいくらでもあります。私もそうですが、周りからはみ出すことに罪悪感を感じてしまうことがあると思います。ですが、自分のキャリアです。自分で決めたことに間違いはありません。

今一度自分のキャリアを考えてみてはいかかでしょうか?

です。



おすすめの記事