
こんにちは。ともなり@ライフデバッカーです。
一歩踏み出せない方に朗報です。
仮に会社を辞めて、うまくいかなかったとしても決して無駄ではありません。
今年の自分重大ニュースは、会社を退職して、起業・新規事業立ち上げに挑戦したこと。
現状、まったく上手くいかず流れてしまいそう・・・
でも挑戦したことは無駄じゃない。会社を辞めて空いたスペースに、新たな出会いやマインドが入ってきた。
何かを変えたければ、何かを捨てる覚悟が必要‼️
— ともなり@ライフデバッカー (@tomonari_fe) December 31, 2019
少し私の経験を書かせてください。
2019年3月に、新卒で入社して10年間勤めた会社を退職しました。
システムエンジニアとして勤めた10年間は、吐きそうな程のプレッシャーを抱えたこともありました。
しかし、いい仲間にも恵まれて、不自由なく働くことができました。
私に関わってくださった方にはとても感謝しています。
退職してからの7か月間を振り返ると、成果がまったく出せなかった不毛な期間でした。
この先の人生のどのポイントから振り返ってもワーストな1年となるでしょう。そのくらい実りのない期間でした。
しかし、確かに実りはありませんでしたが、それ自体が成果とも言えます。
会社を辞めて、時間や思考に大きなスペースができました。スペースが開いたことで、新たな機会が飛び込んでくるようになりました。
この1年間をただの不毛な1年とするか、実り多き未来のための準備期間とするかは、自分の捉え方次第です。
もちろん、後者を選びたいですよね。
私が、会社を辞めることで得た経験をまとめてみます。
目次
2019年はこんな年でした
簡単にですが、退職した2019年を簡単にまとめてみます。
- 1月:退社に向けて引き継ぎ開始。引継ぐ同僚に申し訳ない気持ち。しんどい。
- 2月:退職情報公開が解禁。なんで?どうして?の問いに答える日々。さらにしんどい。
- 3月:引継ぎがめんどうなので、4月稼働のプロジェクトをやりきる。
そのおかげで3月31日をまたぎ、4月1日の午前3時まで会社にいることに。
- 4月:菅官房長官の元号発表をテレビで見ながら引っ越し。実家に15年ぶりに出戻り。
- 5月:ノンストレス。夢を見ながら事業計画を進める。
- 6月:ノンストレス。夢を見ながら事業計画を進める。
- 7月:ノンストレス。夢を見ながら事業計画を進める。
- 8月:事業計画が固まり、資金調達開始。「夢はもう目前!!人生って楽勝だぜ!!」
- 9月:資金調達が不調。再度事業計画を作り直すことに・・・お金がない。やばいと思い。個人で稼ぐ手法を探る。
- 10月:クラウドソーシングで稼ごうとするも案件獲得できず。バイトを探す。
- 11月:もみほぐし屋のバイト。研修期間を乗り越え5万円稼ぐ。
- 12月:事業計画2版が完成。再度資金調達活動。しかし、融資が不調・・・
バイトのシフトを増やす。そして将来が不安になり転職活動を始める。
み、醜い・・・。
33歳にして、挫折と呼ぶべき不毛な1年間となりました。
サラリーマンをしている時は、ある意味楽であった
今あるスキルは会社がある前提で活きるもの
会社に入って10年もすれば、中堅社員としてほぼほぼ仕事はこなせるようになり、主戦力として活躍する時期です。
その反面、給料は伸び悩む時期でもあり、自分が正当に評価されてないと思うようになります。
30代の転職は意外と多いです。
しかし、勘違いしてはいけないのは、今あるスキルは「今所属している会社・組織で通用するものである」ということです。
私の場合は、自社パッケージシステムを扱う仕事をしていました。
そのため、会社をでてしまうと、自分がもっている大部分のスキルが使えないものに変わってしまったのです。
個人で稼ぐには、根本的なビジネススキルが必要
2019年は大企業でも大きなリストラが行われた年でした。
これからの未来、個人で稼ぐ時代になっていくはずです。
その際には、特定の組織でしか通用しないスキルではなく、どの組織でも汎用的に役立つスキルが必要になってきます。
つまり何もない環境から、「自分の力で誰かの課題を解決できるスキル」を身に着ける必要があるのです。
学歴とか大手企業とか職業とかではなく、できるかできないか
これまでエンジニアの専売特許であったはずのプログラミングですが、いつの間にか副業の一種となっています。
ぬるっと会社ですごしているエンジニアはこの事実を知らないでしょう。
なぜなら私もその一人だったからです。
元システムエンジニアだからといって、クラウドソーシングでWEB制作の案件は獲得できません。
そこには、並々ならぬ努力を継続して独学でプログラミングを習得した方々が大勢います。
間違いなく、私より時代の先を見通して行動を起こした人達。
そして、その努力を継続した人達です。
もはや下克上。
行動力、継続力がある人がこの先の時代を生き抜くはずです。
行動力も継続力も「やるか」「やらないか」。
覚悟をもって取り組めば、誰にでも絶対にチャンスがあるんだと思います。
お金の価値観が変わった
お金がないと論理的な判断ができない
昔付き合っていた彼女がネットワークビジネスを始めたと知った時、理解できずに一方的に攻めてしまった経験があります。
私もそうですが、日本人にはネットワークビジネスに対して偏見があります。
中には悪徳な集団もあるのでしょうが、ほとんどがビジネスとして成立しているものです。
なぜこんなことを言っているかというと、私もネットワークビジネスの勧誘を受けたからです。
最終的にネットワークビジネスを始めることはありませんでしたが、正直「やってもいいかな?」という気持ちもありました。
当時の彼女を完膚なきまでに叩きまくった私の確固たる偏見が揺らいだのは、間違いなく「お金が減っていく不安」だったと思います。
よく美味しい話に手を出して大損しました。みたいな話を聞いて、アホだなーと片づけていましたが、明日は我が身。
「お金がない不安」は、怪しい美味しい話を引き付けてしまいます。
そういえば、当時の彼女は体調不良で仕事を辞めて悩んでいた時期でした・・・。今だったら当時の彼女の話に真剣に耳を傾けてあげられる気がします。
「お金がすべてではない」はお金持ちがいうセリフ
「人生お金が全てではない」系のセリフ。多くの人が同意するでしょう。
しかし、残念ながら人生にはお金が必要です。
保険料、年金、住民税、固定資産税、自動車税・・・
いくら質素に大人しく生活していても、お金は吸い取られていきます。
お金が払えなければ、督促状、催告状が容赦なく送られてきて、財産を差し押さえる系の忠告があります。
老後に2000万必要?将来年金をもらえない?ちょっと勘弁してほしい・・・
恋に悩むのはいいけど、お金に悩むのは避けたい。
「人生お金が全てではない」系のセリフを吐く人は、間違いなく最低限のお金を持っている人です。
お金にこだわって働くことは重要なことです。
お金は実はそんなに必要ない
「人生にはお金が必要と言っときながら、何なんだ!」と言われると思いますが、これも真実です。
ここで言いたいのが、無駄なものにお金を使っている事実があるということです。
イギリスの歴史学者であるパーキンソンは、以下のパーキンソンの法則を提唱しています。
支出の額は、収入の額に達するまで膨張する
いくら稼いでも貯金がないのはそのためです。
ここで参考にしたいのは、最低限のもので生活する「ミニマリスト」の方々の存在です。
ミニマリストの方々は、ケチとか節約家ということではなく、本気でそのモノが必要かを考えている人たちです。
- 物置になってしまっている部屋がある
- 数回しか着ていない服をメルカリで売った
- 積読している
- 賞味期限切れの食品を捨てた
- 活用していない月額サービスがある
- 行きたくない飲み会に誘われて行ってる
上記の何かに該当したものがあれば、それは結果論ですが不要なものです。
自分の生活を豊かにするものは何か?
生産性を上げるものは何か?
真剣に考えてからお金を使えば、意外とお金は少なくて済むはずです。
夢はやっぱり夢になる
形をつくるものは、形があるものだけ
夢があること、それを実現させようと努力すること。これは素晴らしいことだと誰もが認めます。
しかし、いざ夢を形にしようとする時、「俺ならできます。なぜなら想いが強いからです!」
みたいな抽象的な論理では実現することが難しいと思っています。
その夢がよりハードルが高く、自分の力だけでは実現できない。他社の助けが必要な夢であればなおさらです。
夢を語るのではなく、自己認識したうえで計画を語れ
誰もが賛同する素晴らしい夢であっても、その夢の具現化に手を差し伸べるかは、結局のところ
「ビジネスとして成立するか」
です。
その判断を行う材料が、発起人のバックグラウンドです。
具体的には、実績、キャリアや保有する資産、人脈です。客観的に測量可能な事実で判断されます。
そのため、コンビニでアルバイトしかしてことがない貯金ゼロの青年が、「WEBサービスを作る会社を起業します。」
といっても協力者が集まらないでしょう。
おそらく、WEBサービスの開発スキル、営業や製品企画・マーケティングの経験があり、資本金1千万ある青年のほうが協力者が集まるはずです。
いくら夢に共感できたとりても、あまりに頼りない船には一緒に乗れないということです。
バラ色の夢を語るのではなく、
夢を具体化させる計画、そして自身のバックグラウンドを根拠に、その計画を遂行できる裏付けをを論理的に語る必要があります。
人生を変える系の物語の裏にはビジネスがある
世の中には、厳しい現実を突きつけられ、夢破れた青年に手を差し伸べる人がいます。
「あなたの人生変えます」系の謳い文句でサービスを売る人たちです。
もちろんそのサービスを使って夢を実現する人はいるでしょう。
しかし、それには並々ならぬ努力があってのことだと思います。
「これさえやれば上手くいく」なんてことはありません。
そうであれば、みんなそのサービスに飛びつきます。
服屋の店員さんが「よくお似合いですよ」と商品を進めてくるのと一緒で、
「あなたの人生変えます」系サービスもあくまでビジネスでやっているということを認識した上で、自身に有益なサービスか判断しなければなりません。
まとめ
- 会社員として給料をもらうだけが、稼ぐ手段ではない
- お金ってめちゃめちゃ大事
- キャリアは自分が何ができるかの証明
- ごちゃごちゃ言わずにSNSはやるべき
2019年は、これといって成果を上げることができませんでした。正直いろいろピンチです。
ですが、学びや気づきが多い1年だったと考えています。
それは会社を辞めて、時間的、思考的な余裕を持つことができたからです。
心掛けたいのは、常に少しでもいいので自分にスペースを空けておくこと。
そうすれば、新しい何かがそのスペースに飛び込んでくるはずです。
今の会社を退職して、新たな挑戦を考えている方。
例え、うまくいかなくたって1年そこそこです。(だといいな・・・)
今の環境よりも明らかに自分が成長できると思うのであれば、飛び込んでみてもいいと思います。
それでは皆様よいお年を。